Column経営計画の必要性
経営計画は企業経営の羅針盤
企業経営をしていく上では、依然として厳しい時代が続いています。余裕をもって今後の見通しを立てられるという企業はそう多くはないでしょう。
そんな状況の中で経営計画の持つ意味とは一体どんなものなのでしょうか?
それは、航海において「海図」や「羅針盤」が果たす役割を担うものだと考えると分かりやすいかもしれません。
もし現在、経営計画なしで会社を経営しているのだとすればそれは手漕ぎのボートで大海を航海しているようなものです。港を目指そうにも、自分が今どこにいるのかも分かりません。
そんなとき、海図と羅針盤があれば、位置と方向がわかりさらには目標を設定することができるのです。
経営計画も同じです。あなたの会社を将来どんな企業にしたいか、どんな業績を上げたいのかを示し、そこへと導くものが、経営計画なのです。
経営計画の本当の意義
計画を作っても、そうそう計画通りには進まないと考える人も多いでしょう。確かに、理想の将来を思い描き計画を作ってもその通りに行かないことは多いでしょう。
しかし、経営計画を作る大きな意義はそこにあるのです。経営計画を作って計画通り進まないのには、何か原因があります。その原因を見つけ対処する事で、今まで同じ事の繰り返しだった企業経営を理想の将来へと一歩近づける事ができるのです。
計画がその通りに進まない原因を見つければ、それを取り除く方法を考えます。それが難しければ、今度は計画を修正します。
そのように、経営計画と企業の現状を常に照らし合わせ、フィードバックを繰り返していく事で、思い描いた理想の将来像に日々近づけていく事が可能になるのです。