Column資金繰りとは?
会社経営における資金繰り
資金繰りとは、経費などの支払いに対応できるよう会社に入ってくるお金と出ていくお金の管理を行い資金の流れをコントロールしていくことを指します。
ここでいう資金とは、現金や預金、有価証券など、すぐに支払いに使えるもののことをいい、同じ預金でも、すぐに解約する事ができない定期預金や現金化に時間のかかる不動産は資金には含まれません。
経営者は、仕入れ・支払いのための現金、社員の給与、売掛金の回収など、社内のお金の出入りを把握し、支払いがスムーズにできるよう資金繰りを行っていかなければなりません。
資金繰りが滞ると
もし支払の際に現金を用意できないような事が起こると、会社は借入をして資金を調達する必要がでてきます。この手続きが上手くいかないと不渡りを出す事になってしまい最悪の場合、倒産の危機に陥ることになるでしょう。
こうなると、会社の信用は著しく失われ、経営に大きな影響を及ぼすことになってしまうでしょう。
資金繰りは、経営者にとって非常に重要な業務なのです。
理想的な資金繰りのために
本業による売上で生み出された資金を新たな事業に投資し将来さらなる資金を生み出すというスパイラルを作る事ができれば、理想的な資金繰りを行うことができます。
このような資金繰りを行うためには、会計担当者や営業担当者、会計士や顧問税理士に任せきりにせず、経営者自らが真剣に資金繰りに取り組むことが必要になります。