Column管理職にこそ期待される文化の醸成
企業文化を部下に伝えるのは管理職
社長一人では企業文化は創れず、管理職が自分の部下にそれぞれ伝えていくからこそ、その企業独自の文化を醸成することが出来ます。
アップルの企業文化の後継者
スティーブ・ジョブズ亡き後のアップルを率いていくリーダーとしての役割が期待されている人物の一人は、ジョナサン・アイブです。
アイブはアップルのインダストリアルデザイングループの担当上級副社長です。また、彼は世界で最も優秀なデザイナーの一人です。アイブはiMac、MacBook、iPod、iPhone、iPadのデザインを担当しました。ジョブズはアイブを自分と同じビジョンを持つ人間として尊敬していたと言われます。
アップルの企業文化の伝達
アイブはスティーブについて「彼は鋭い意見を持っていた」と言います。場合によっては、それは鋭過ぎるものでした。スティーブは、常に「これで十分なのか?」「これが正しいのか?」と自分に言い聞かせていました。スティーブは非常に頭が良く、壮大なアイデアの持主でした。アイブによれば、部下達はスティーブのことを、たとえ一時的に良いアイデアが出ない場合でも、最後には素晴らしいものが出来ると信じていました。部下達は管理職であるスティーブを心底信じていました。
ビジョンの共有
アイブは、アップルがこれまで作ってきた製品は、使う人に対する注意が払われていると言います。彼はこれを単なる美学ではないと言います。彼はアップルの製品は、美しく、良くできたものだと信じていると言います。彼は、「アップルの成功は、純粋さと完璧さを求め続けた勝利です」と断言します。
管理職が企業文化を部下に伝えるポイント
1. 管理職が部下に信頼されること
2. 管理職がビジョンを部下と共有すること