Column制度会計を完全準拠している会計事務所は信用に繋がる
財務会計と制度会計
財務会計とは、財務諸表を核とする企業の会計情報を外部の利害関係者などに対して情報提供を行う事を目的とした会計のことを言います。
企業においては、株主や債権者の存在は企業の存続において必要不可欠であり、財務処方は彼らに対して企業の会計状況を知らせる意味合いが大きいです。
そして、財務会計の中でも特に、会社法や商法、金融商品取引法といった法律の規制に則って実施されるものを「制度会計」と言います。要は、「法律に則って真っ当に会社を経営していますよ」ということを証明することになるのです。
逆に考えれば、制度会計がなされていない会社はその財務会計において不透明な部分があり、真っ当な経営ができていないと勘ぐられてしまいます。
さて、あたなが当該企業に対して債権を持っているとして、果たしてそれが真っ当な会社かどうかというのはどれだけ大きな要素となるか想像が出来るでしょうか。つまり、制度会計は株主や債権者の信用を得ることにつながるのです。
法改正と制度会計
しかしながら、制度会計には一つ問題点があります。法律に則って企業経営を進めるということは、法律の存在を無視することができないということです。そして、法律は不変ではありません。
毎年、数多くの法律が改正されていますが、その中には制度会計に関わる各種法律も含まれるのです。
法律が大なり小なり変わるということは、制度会計もそれに即したものにシステムを変更する必要があります。
仮にある年においては法律に則っていたとしても、法改正に伴った制度の変更を行わなければ、法改正後は制度会計が崩れてしまうことになります。
クラウド発展会計と制度会計
制度会計の維持のためには、法改正にもタイムリーに対応しなければならないのです。
クラウド発展会計では、常に最新の情報に更新され、関与先企業が何かしらのダウンロードやインストールをしなくてもデータセンターにおいて自動的に実行されます。つまり、クラウド発展会計を導入していれば、常に制度会計が守られるということになるのです。