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1 経理の業務が重要な理由
(1)内部管理目的
経営は人・物・金に集約されますが、「お金」という経営資源を管理・報告するのが経理の仕事です。
(2)外部報告目的:決算書と利害関係者(ステークホルダー)との関り
会社は、株主、銀行、取引先、従業員など様々な関係者に囲まれて、地域社会と深く関って存在しています。
会社に何らかの関わりを持っている人を利害関係者と呼びます。この利害関係者に対して経営成績、財政状態を報告する書類が決算書になります。
2 会社の経理の指針・・・商法施行規則
会社の経理の拠り所として商法施行規則が定められています。
個人事業から法人まで商人全般に適用される制度であり、株主と債権者との間の利害調整、特に債権者の保護を目的としています。
■商法施行規則の計算書類は次の5つから構成されます
● 貸借対照表 |
:会計年度末における財政状態を明らかにする |
● 損益計算書 |
:1年間の収入、経費、利益を明らかにする |
● 営業報告書 |
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● 株主資本変動計算書 |
:従来の利益処分計算に変わる書類 |
● 付属明細 |
:貸借対照表、損益計算書の補足資料 |
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3 経理担当部署の役割
(1)会計帳簿の作成 |
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複式簿記という一定のルールに基づき収入、仕入、経費の支払いを整然と記載する。 |
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複式簿記を使う理由
収入・費用、資産・負債の増減を記録する経理方法。
個人事業から法人までが行う経理の基本ルールです。 |
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(2)正しい決算書の作成 |
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月次決算と年次決算
月単位で集計する月次試算表、この積み重ねが年次の決算になる。
将来に向けての意思決定資料になる。 |
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(3)資金管理・業績把握と報告 |
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月次決算により毎月の利益状況や財政状態を確認・報告する。
来期に向けての設備計画、利益計画を立てる。 |
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このように事業経営において重要な役割を担っています。 |
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