１ 現金出納帳の作成方法
現金出納帳は、日々の現金の動きを記帳するものです。現金残高を管理することは不正防止の内部牽制にもなります。
【現金出納帳の作成例】
| 日 付 |
摘 要 |
科 目 |
収 入 |
支 出 |
残 高 |
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繰越金額 |
50,000 |
| ○/1 |
商品売上 |
売上高 |
100,000 |
|
150,000 |
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○○小切手回収 |
売掛金 |
30,000 |
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180,000 |
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○○商店、コピー用紙3冊 |
事務消耗品費 |
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1,500 |
178,500 |
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自動販売機売上 |
雑収入 |
10,000 |
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188,500 |
| ○/2 |
普通預金へ |
普通預金 |
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100,500 |
88,000 |
| |
商品売上 |
売上高 |
150,000 |
|
238,000 |
| |
○△商品仕入 |
商品仕入 |
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100,000
|
138,000 |
| |
社長出張旅費 |
旅費交通費 |
50,000 |
|
188,000 |
| |
切手購入 |
通信費 |
|
2,000 |
186,000 |
| ○/3 |
普通預金へ |
普通預金 |
|
100,000 |
86,000 |
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- (1)収入の計上
- レジシートや納品書により当日の売上を記入します。必要に応じて売上種別ごとに勘定科目を設けることも可能です。
- (2)経費（支出）の計上
- 領収書により支払先、品目等を記入します。
- (3)現金残高
- 当日の有高を出納帳の残高と一致することを確認します。
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上記の例とは別に小口経費の支出については、小口現金出納帳を用いる方法もあります。
２ 預金出納帳の作成方法
預金出納帳は、日々の預金の動きを記帳するものです。
売掛金の入金確認、また経費は自動引落しにすることで支払漏れを防止することが出来ます。
【預金出納帳の作成例】
| 日 付 |
摘 要 |
科 目 |
収 入 |
支 出 |
残 高 |
| |
|
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|
繰越金額 |
5,500,000 |
| ○/25 |
電話料 |
通信費 |
|
53,000 |
5,447,000 |
| |
機械リース料 |
リース料 |
|
315,000 |
5,132,000 |
| |
借入返済 |
長期借入金 |
|
545,000 |
4,587,000 |
| ○/27 |
○△商事㈱ 売掛金 |
売掛金 |
5,600,000 |
|
10,187,000 |
| ○/31 |
○○生命 |
保険料 |
|
60,000
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10,127,000 |
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○△販売㈱ 仕入代金 |
買掛金 |
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3,500,000
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6,627,000 |
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- (1)預金通帳、当座預金明細表を手元に置き、通帳記載の通りに記入して行きます。
- 預金通帳と出納帳の入金、出金は逆になっていますので注意してください。
- (2)収入の計上
- どこから入ったものか、金額は正しいかを確認します。
- (3)支出の計上
- 毎月の定額支出（借入金返済、家賃、リース料）の支払いはされているか。
各支払い内容に誤りはないか。
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３ 仕訳帳の作成方法
仕訳帳については「2.企業の月次取引処理」で確認してください。
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