2-1 仕訳の基礎を理解する
2-2 現金の入出金:具体的な処理事例
2-3 預金の入出金:具体的な処理事例
2-4 保険請求および仕入の処理事例
2-5 給与支給の処理事例
2-6 固定資産購入時の処理事例
2-7 減価償却費の処理事例
2-8 賞与引当金の処理事例
2-9 保険積立金の処理事例
2-10 前払費用の処理事例
2-11 仮払金の処理事例
2-12 医療特有の処理事例
前払費用とは、一定の契約に従って、一定のサービスの提供を受ける場合に、未だ提供されていないサービスに対して支払った代金と定義されております。クレジットの利息、リース料、家賃、広告料、火災保険料等の前払、未経過分などが挙げられます。

1   前払費用処理のポイント

@ 契約条項の確認
A 契約期間と支払金額の確認
B 未経過分の算出


2   前払費用の処理事例

事例1
火災保険を10年契約にて100万円の支払を普通預金にて処理。

仕訳処理
借   方 貸   方 摘   要
保険料100万円 普通預金100万円 火災保険(***損保会社)
前払費用90万円 保険料90万円 火災保険(前払分)

事例2
設備投資を目的に銀行より借入を実施(10年の返済期間)、その際に保証料を一括で50万円支払った。

月次処理仕訳
借   方 貸   方 摘   要
前払費用 50万円 普通預金 50万円 保証料(10年分)
支払利息5万円 前払費用5万円 今期計上保証料
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